徳島刑務所集団暴行で受刑者ら22人告訴!
19日、徳島刑務所の受刑者ら二十二人が、同刑務所の医務課長(42)から虐待や暴行を受けたとして、特別公務員暴行陵虐・同致傷の疑いで、医務課長、前所長、医務課職員の三人を対象とした告訴・告発状を徳島地検に提出し、代理人弁護士は併せて日弁連に人権救済を申し立てたとの事です。
告訴・告発人は受刑者十七人、元受刑者四人、受刑者の遺族一人の22人。NPO法人・監獄人権センター(東京)事務局長の海渡(かいど)雄一弁護士らでつくる「徳島刑務所虐待事件弁護団」(七人)が代理人となり、二十八件の犯罪事実で告訴・告発した。
告訴・告発状によると、医務課長は二〇〇四年五月から昨年十一月までの間、服役中の男性受刑者二十八人に計三十一回、直腸指診として肛門(こうもん)に指を入れてかき回したり、医療用具を肛門内に挿入したりしたほか、暴行や診療、投薬を拒否するなどした。うち一人には前所長や医務課職員も関与し、医療処置を受けられない苦痛から逃れるために自殺したとしている。
徳島刑務所の高橋広志総務部長は「告訴・告発状の内容について詳細を承知する立場にないが、今後の推移を見守り適切に対応したい。告訴・告発事案については検察庁の捜査に全面的に協力していきたい」と話したという。
徳島地検の宮本健志次席検事は「告訴・告発状はお預かりした。内容を検討の上、要件が整っていれば手続きを進めることになる」としている。
◎異常な診療行為放置 弁護士ら会見、監督官庁の対応批判
徳島刑務所の受刑者らが医務課長ら三人を徳島地検に告訴・告発した十九日、NPO法人・監獄人権センターの海渡雄一弁護士らが県庁で会見し、医務課長の異常な診療行為を放置してきた法務省矯正局など監督官庁の対応を批判した。元受刑者らも医務課長から受けた虐待や暴行の実態を明らかにし、刑務所の医療体制の改善を訴えた。
海渡弁護士らは、受刑者一人当たりの年間薬剤費が他の刑務所の四分の一程度しかない上、二〇〇五年一月から〇七年十月までの間、受刑者が法務省などに行った不服申し立てのうち、他の刑務所にない肛門触診が三十三件、医務課内での暴行が五十件もあるという「徳島刑務所特有の医療問題」を指摘。
さらに徳島刑務所視察委員会が昨春以降、再三に渡り医療体制と医務課長の診療行為の異常性を追及していたことにも触れ「これだけの裏付けがあるのに、矯正局などが何の対策も講じなかったことは大きな問題だ」と、隠ぺい体質を批判した。
また、昨年十一月の集団暴行事件の様子を記した無期懲役囚の手記を紹介し「医務課長の異常な診療行為が集団暴行事件の原因」とあらためて強調。「受刑者でも一般水準の医療を受ける権利があるが、徳島刑務所では病気になっても安心できない。当たり前の医療を受けられる環境をつくってほしい」と要望した。
会見には元受刑者二人も同席。ノロウイルスに感染したが「単なる風邪」として放置されたという元受刑者の男性(32)は、医務課長の医師免許はく奪を求めた上で「刑務所での医療を厚生労働省が管轄するよう求めたい」と話した。
徳島刑務所は、長期刑の受刑者が多く、受刑者の特質を生かして、紳士靴、剣道防具、木工家具類、印刷を中心とした高度な刑務作業を実施しているとの事です。
人権に関する事柄なので早期の解決をしてほしいですね。
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